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世界に進出する改良型日本式竈

国際協力機構(JICA)に所属しケニア在住の日本人食物栄養学者である岸田袈裟は、1994年に同地のエンザロ村で、其処にある材料で現地の需要に則して改良した日本式の竈を作り上げた。これが現地で「エンザロ・ジコ」(ジコはスワヒリ語で竈の意)と呼ばれて、好評を呼んでいるという。彼女は現地家庭の台所事情の調査の傍らや地域援助の際にこの竈作りを伝え、更にその竈の作り方は現地の人々の間で伝え合われている。

この竈は石で大まかな形を作って泥を塗り込んで形を整えて作られるが、僅か数時間で完成する上に薪の消費量が四分の一になり、更に従来の裸火を使った炉では1度に1つの料理しか作れなかった所が1度で3種類の調理が行えることから、家庭の主婦の労力削減にもなり、また従来は生活廃水も流入するような川の水をそのまま飲んでいたために乳幼児が感染症に掛かり死亡する危険性があったところを、湯冷ましを与えられるようになって病気の発生を予防できるようになったという。2007年1月に産経新聞が伝えた所では、同村をはじめ10万世帯がエンザロ・ジコを利用している模様だ(同記事)。

JICAによると、エンザロ・ジコ以外にも同機構の技術協力プロジェクトの派遣先にて日本式竈を現地にある材料で使いながら伝える活動が行われていると言う。アフリカのマリ・ニジェール・ブルキナファソ・ルワンダ・タンザニアのほか中南米のメキシコ、また南米ではボリビアなどでも竈作りが伝えられている。こちらはエンザロ・ジコのような石組みに土を塗る方式以外にも煉瓦を利用している地域もあるようで、従来からある煉瓦を流用した簡易炉を竈風に組み直す活動も見られる。(例:ボリビア)

こういった活動は地域の健康を促進するだけではなく、同時に家事に束縛される主婦の時間を節約させ、地域の農業生産力が向上したり、女性の地位向上にも影響を与えているとのことである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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