スポーツサンボと他の格闘技との相違

スポーツサンボと他の格闘技との相違

    * 柔道との相違点

   1. 上半身（帯から上）のどこを掴んでもいい（袖のなかを除く）
   2. 投げた後自分が倒れては、一本にならない。
   3. 両者の胸が接していれば、足が絡まれていても、抑え込みが認められる。
   4. 抑え込みで一本にならない。
   5. 締め技がない。首や胴体を絞める行為は禁止されている。
   6. 足の関節＜アキレス腱、膝関節、股関節（足首を除く）＞を取ることが出来る。

説明では柔道をベースに語られることが多く、投げ技にもおいても寝技においても、ルールの違いにより柔道では使われにくい技が多用され、設立も20 世紀中頃と柔道より遅いため、柔道に何かを足した物というイメージを持ちやすいが、実際はそうではない。柔道では教本に度々見られる[1]寝技におけるポジショニング技術の重要な要素であるスイープやパスガード手法の記載がスポーツサンボの教本にはほとんど無く、一切無い可能性もある。試合展開を見ていても、柔道と言うよりはレスリングに近い[要出典]。

一方で、両競技で国際レベルの活躍をする選手も多く、サンボ経験の少ない柔道家がトーナメントで優勝したり、逆に柔道の試合でサンボ経験者が柔道家を破るケースも少なくないくらい似た競技でもある。日本では柔道と知名度・競技人口に大きな差があるため、前者が圧倒的に多い。世界的に見ても、知名度・競技人口で柔道が上であり、世界舞台の世界サンボ選手権大会でもサンボ経験の無い柔道家ダヴィド・ハハレイシヴィリ（グルジア）が優勝したこともある。

レスリングとの相違点 ジャケットを着る。 関節技がある。 フォールで一本にならない。 抑え込み・一本以外に寝技でポイントがつかない。

コンバットサンボは打撃や絞め技も行う他、武器への対処法も含む。コンバットサンボでは自身の置かれた状況の的確な把握、対象の迅速な無力化が最重視される。
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[編集] IOCとスポーツサンボ

1980年、当時スポーツサンボは国際レスリング連盟 (FILA) の管理下にあり、モスクワオリンピックの際はレスリング内の正式種目での実施をアピールしたがレスリングの種目が多すぎるということで実現には至らなかった。このままではオリンピック参加は無理と判断し、FILAから国際サンボ連盟 (FIAS) は独立した。一時、IOC承認競技であったが、そののち、IOCの承認は取り消されている。また、IOC後援ワールドゲームズの公式競技であったが1989年の大会を最後に実施されていない。IOC公認団体GAISF（国際スポーツ団体総連合）にはFIASがいまだ加盟している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
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